黒箱ほど怖いものはないのだ

今週のお題「何して遊んだ?」

 

ブログを始めて3日目。

お題が変わってしまったが、

「何して遊んだ?」

まさに今、人生を遊んでる感じですな。

さて、今日は「黒箱」の話。

 

プログラミングを覚えるぞと決意し、オンラインスクールの無料体験をはしご中なのだが、今日はなぜプログラミングなのか?

ということを書き留めておこう。

最近忘れっぽいからね。

 

 

今からプログラマーを目指そうというわけではない。

仕事はWebのディレクションが本業。

コンセプトワークやらマーケティングやら。

最近はWebサイトもオウンドメディアとしての役割を担うことが多い。

そうなると表側の表示系だけでなく、裏側にいろんなシステムを実装しCMSCRMだと、とにかく複雑怪奇なものが求められてくる。

で、特に最近仕事にまとわりついてくるのが「jQuery」「PHP」「mySQL」とかいうプログラムらしきものだ。

 

この部分はプログラマー領域としてWebエンジニアへ委託したりするのだが、彼らが使う言葉がとにかく異国情緒たっぷりでよくわからないのだ。

どんな作業をし、どんなコードを書き、どんなところが難しいのか。

出来上がってから、ここはこうだからこれはできないとか。

それをやるならこの環境ではあーだこーだだとか。

 

で、見積り金額の根拠も良く分からない。

基本、人件費と時間で見積もられるはずなのだが、

各工程になぜそんだけ時間がかかるのか?

その工程は適正な期間なのか?

がこちらにはわからない。

わからないから結局いいなりに。

で、仕上がりもはたして満足いくものなのかも、出来上がってテストしてみないとわからない。

 

考えてみたら恐ろしいことである。

 

私はもともとブラックボックス(自分が知らないこと)をそのまま放置するというのが好きではない。

紙媒体の時代は、印刷の見積りにまず疑問を持った。

疑問を放置できず、知り合いの印刷会社に出向き、印刷見積りの各工程を実際に見学しながら教わったこともある。

当時は版下を印刷フィルムに焼き、それを基に刷版というアルミ製の印刷版を作り、CMYKという4色の印刷インク調合して印刷機にセットしてようやく印刷。

刷版費用、紙単価、印刷台数と通し単価、断裁加工費という項目毎に積算という流れを知り、

なるほど!だからここで変更はできないな

ここで差し替えるとこの工程分の追加予算と納期が発生する!

という印刷の工程を把握できたのだ。

 

これを知っていることで、クライアントとの土壇場での交渉にも迫力がでる。

できるできないをその場で即答できるのはお互いにメリットがあるし、余計な時間を使わずに済む。

同時に工程を知ることで、印刷会社からボラれたりすることもなく、値段交渉も有利に立てるのだ。

 

同じことが今のWeb構築でもいえるのだが、このプログラミング部分だけは私にとってのブラックボックスなのである。

 

まあいいや、とりあえず仕事が回ってれば。。

で、今日まできてしまったのだが、現役も残りの時間が見えてきた。

今ここで学習することは、この先引退後もなにかの役にたつかもしれない。

また、若手に教えてあげることもできる。

よっしゃ!いままでのモヤモヤ部分を今のうちに取っ払おう!

 

というわけで50の手習いを始めるのである。

 

このブラックボックスというのは以外とやっかいな代物だと思う。

放置しておけばそれはそれでなんとかなってしまう。

だが、おそらく確実に自分の気がつかないところでマイナスになっているのだろう。

すべての物事をクリアーにすることなど不可能だが、自分にとって大事な領域については、ブラックボックスはないにこしたことはない。

 

マチュアゴルファーで、スライスに悩む人には、きっとそのスイングイメージの中にブラックボックスがある。

それを解明しないと100切りできず、さらなる上達は望めない。

 

Webの世界は特にそうで、SEOやアクセス施策、SNSの活用など、基本的な技術や手法を知る知らないではその結果は天と地の差が出てしまう。

 

往年の識者が年をとって語る

「いくつになっても勉強です」

という言葉。

 

うんうん。

勉強したいわけじゃないけど、しておかないと怖いからね。

と麦酒をグビりながら相槌を打つ今日この頃なのである。

 

てなわけで今日のレッスンはお休み。

次回のスクールは一応見つけたからよしとしよう。